未選択 2016/04/01 『芝居飯』終了 先日はSAY企画VOL5『芝居飯』にご来場、及びご検討頂きありがとうございました。 演出、代表、島崎です。 おかげさまで公演も無事に終了し、打ち上げを残すだけとなりました。 今回は今までの公演に比べてコメディ色が強く、短編集ではありましたが、キャストも頭から最後までほぼ全員がずっと出ている、という部分などもあり、今までのSAYとはやや色合いの違う箇所もありました。 とはいえ、そこはSAY。 普段は稽古場として活用されている空間に、自分達なりの空間を作れたようにおもいます。 その立役者はなんといっても、お客様、でしょう。 今回の2本目の演目には、お客様とコミュニケーションをとりながら進めるシーンがあり、正直うんともすんとも反応がなかったらどうしようかなと冷や汗をかいておりました。 が、そんな冷や汗はすぐに笑いへと変えることができました。 お客様が笑えば、役者も笑う。 役者が笑ってもらえれば、お客様は笑える。 互いに笑えれば、笑いは続く。 もちろん、笑いだけでなく。 演劇というのは、信頼の中でできてるなと改めて思うワンシーンでした。 客席は拘束されているわけではないので、やろうと思えば奇声を発することも、舞台に乗り込むことだってできるわけで、しかしそんなことをする人がいると思っていては、公演なんてできないわけで… 甘えてはいけないと思いますが、お客様がお客様であることを信じられるというのは、演劇のよさの一つだなと思うのです。 そしてその信じるに値するお客様がいるからこそ、作り手も裏切らないように励んでいく。 物語としての主役は舞台の上におりますが、公演の主役は実は客席にいる。 そんな気持ちをボク達が忘れぬためにも、もし気に入っていただけましたら、またSAYの舞台に来て頂ければ幸いです。 と、他力本願な演出代表、島崎でした。 PR