世迷堂 2016/10/11 SAY企画vol7『― 世迷堂質店、晦日 ―』 SAY企画vol7『― 世迷堂質店、晦日 ―』 古い民家の佇む住宅街の中、ぽつんとある『世迷堂質店(よまいどうしちてん)』 店には1人のバーサンがいる。 バーサンの元に、今日も人が尋ねてくる。「なんだい、また遊びに来たのかい」 バーサンの不思議な力…話術、といってしまえば味気ないので、力、としよう。「それじゃ今日は、このコの話にしようかね」 その力とは、物の言葉を話すこと。 物に宿った物語を語ること。 掛け軸、人形、ツボ、着物、古銭、楽器、碁盤、刀… 店に持ち込まれた品々にまつわる物語をバーサンは語る。 愛用の懐中時計が刻むリズムに乗せて。[扇子―センスも無けりゃァオチもねぇ] 地方から2人の若者が夢を追って上京してきた。 1人は、落語家を夢見る落ち着きの無い男。 もう1人は、音楽家を夢見る才能に溢れた男。 元々友達だった2人は、見る夢は違えど同じ追う者として一緒に生活を始めたのだが… 夢に現実がにじり寄ったとき、彼らは何とどう決着を付けるのか? そして、彼が手にした扇子の行末は?[プレゼント―とりかえばや] あるところに、貧しい親子がいた。 それこそ、子どもの毎年のプレゼントに困るほど。 店主は事情を聞くと提案した。「また来年おいで。今年の玩具を来年買い取る。その金で新しい玩具を買っていく。その次の年もそのまた次も」 母は翌年、約束どおりやってきて違う玩具に買い換える。 それを繰り返すうち、母は尋ねた。「どうして子どもが欲しがる玩具をぴたりと当てられるのですか?」 店主は答えた。「玩具がね、あんたの子どものことを教えてくれるからさ」 これは、玩具と親子の話。 毎年1つ選ばれて1年を過ごし、次の1つに親子のことを託し、その生活を見守りあった玩具の話。 子どもが大人になるまで続いた、玩具と親子と、それを結んだ質屋の話。―公演概要―○日時 2016年11月 24日(木) /☆19:00 25日(金) ◆13:30/◆19:00 26日(土) ☆13:30/☆19:00 27日(日) ☆12:00/◆17:00 ・開場は開演の30分前 ・上演は約110分を予定 ・終演後30分程度の交流時間あり○場所 エリア543 東京都杉並区井草5-5-25 西ビルB1F 上井草駅 徒歩2分〇料金(いずれも1ドリンク付き) 前売→2800円 予約(当日清算)→2800円 当日→3000円 リピーター→1500円〇予約・販売https://mailform.mface.jp/frms/shiika777/xm0ktuv8yst3―出演者―池尾唯(レジェンドステージ)ともよ(レジェンドステージ)渡辺みにえ(レジェンドステージ)新濱卓(トリニティフォース・劇団大富豪)伊藤翔悟清水敏夫大野徹(劇団かっぱ倶楽部)高田那由太(なゆたハムニダ)中村慧升野紗綾香橋本明花☆椎名ゆかり(劇団わらって)◆蝶乃円香(総合学園ヒューマンアカデミー新宿校) ☆と◆はダブルキャスト。 どの回に出演するかは公演日程をご確認下さい。―スタッフ―企画 SAY企画 世迷堂制作チーム原作 Yunomi作 しいか制作 表現集団ATP演出 島崎敦毅舞台 中園良輔 七色工房音響 トライ・サウンド協力 レジェンドステージ Project-Pandora 茅野奏 kazu印刷 P-BOX■SAY企画とは?■SAY企画の特徴をさっとご紹介・アナタの身近に役者と演劇と物語を・現代ベースの物語を、演出方法の違うオムニバスで・カフェやイベントスペースなど一風変わった空間で・お帰りのさいは、明日もがんばれるようなお話をそんなことをイメージして立ち上げたユニット。年2回の活動を目指して、第7回目に突入!■連絡先■電話・FAX 03-6426-8085(制作:表現集団ATP)郵送 〒142-0053 東京都品川区中延4-21-11 パールハイツ105 SAY企画メール say_info@yahoo.co.jp(SAY企画)公式ブログ http://say.o-oi.netツイッター @saykikaku PR